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【セイレン】常木耀編感想 -どてら女と塾講師-

 きよしです。流行に疎い僕ですが、どうやらインフルエンザの流行には乗れたようです(ウレシクナイ)

 

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どてら女と塾講師

 多くの方が大変興味深い感想を投稿されていると思われるので、僕はどてら女と塾講師について軽くまとめておこうと思います。当記事でこの作品を振り返って頂けると幸いです。

 どてら女と塾講師とは?

 進路未定のまま徒然なる高校二年生の時を過ごしていた正一は、郁夫に誘われてトップ予備校の合宿に参加することになります。その合宿シーンにてこの"どてら女"と"塾講師(以下宮前)"が登場しました。

ー初登場時ー

(正一、上方窓にどてら女を発見)
正一「うん?」
郁夫「どうした?」
正一「いや、どてらの女がそこに」
郁夫「どこどこ?夏のどてらガール」
(どてら女の姿が消える)
正一「あれ、いない」
郁夫「ああ、飛び降りた受験生の霊が出るっていうから、それかもな」
正一「やめろよ、そういう話は。夜眠れなくなるだろ~」

宮前「お前ら、全員会議室に移動だ!」

セイレン第一話より

2人の正体

 そして合宿が閉講した第3話にて、このどてら女は耀と同じ全力救済コースでしかも浪人生の吉田麻子であり、宮前とそこそこ親しいことが分かります。

宮前「コラ~!また寝坊したな!初日のテストも寝坊してからに。せめて着替えて授業受けろよ!」

麻子(どてら姿)「寝起きで慌ててバスの見送りしたからしょうがないでしょ!」

宮前浪人生はホテルに残って追加授業だってのに、現役のヤツらを見送ってる余裕なんてないはずだ!」

麻子「もう!浪人生って言わないで!私だって一緒に家に帰りたいの!」

麻子「それに、これ(どてら)を着てるから、もう入学試験当日に風邪ひかないもん

宮前「だから夜風は毒だからドア閉めて寝ろって言ってるだろ!今度こそ合格してくれないと、先生にも立場ってもんが…

麻子「ああもううるさい!去年みたいに舐められたらかわいそうだと思って、その竹刀とサングラスを持ってきてあげたのに!

宮前「うう…すまん。」

セイレン第三話より

 

吉田麻子について

 麻子がどてら女であるということについては、実は公式サイトのキャラクター紹介の所には最初から明記されていました。また、同サイトページにて、所属が他のキャラクターのような高校名でなく「中央進学ゼミ」となっていることから、浪人生であるということの予測は可能だったとも言えます。

 この麻子ちゃん、やさしい雰囲気で完全に僕好みでした。CV:門脇舞以さんという点や、容姿(特に髪型)が一致していることから、アマガミ棚町薫の友人として登場した田中恵子を意識してると思われます。かわいい。

 文脈から見ると、麻子は"試験日当日に風邪をひいたため、浪人した"と捉えることが出来ますが、彼女は浪人生であるにもかかわらず全力救済コースに所属していて、しかも作中第二話の黒板を見る限り、その解いている問題の内容が中学生レベルであることから、風邪をひいていなくても浪人していたのではないかと思われます。

 

塾講師・宮前

 この塾講師ですが、字幕を見ると名前が「宮前」と表示されます。「宮前」は常木編の次のヒロイン・宮前透の苗字と一致します。果たして関連はあるのか...? 第五話にで透に「早く風呂あがれ」と言った男性が透の兄であり(第7話参照)、この塾講師であると思われます。

隠されたヒントたち

 そんなちょっとした仕掛けがなされていたこの合宿のシーンでしたが、一体どこにそのヒントがあったのか、ピックアップしました。

何故か宮前を否定しない麻子

 第2話前半。合宿2日目昼食のシーンにて。ここで(1話のどてら姿を除いては)吉田麻子が初登場します。そこで全力救済コースの話になり、耀を契機にグラサンに竹刀装備の塾講師・宮前が話題に上がります。

郁夫「あの講師、何のつもりであんな格好なんだ?今時ネタにもならないぞ。」

麻子「えッ、そうかな?私は強そうでいいかなって思うんだけど」

郁夫「いや、どう見ても浮いてるだろ」

正一(首を縦に振り肯定)

麻子「でもホントは優しくていい先生かもしれないよ?」

耀 「ほんとに?よくわかるね」

麻子「なんとなくね(苦笑い)」

セイレン第2話より

 輝日東組から容姿の面で総好かんを食らった宮前であったが、麻子だけがそれを否定しようとしています。そしてネタばらしのシーンを考慮するに、麻子は宮前の体裁を守るため、またもしかしたら自分のセンスの無さを認めないためにも、なんとか宮前を擁護しようとしています。

 とはいえこのシーンだけだと、単に宮前が麻子にとって好みであり、軽く心酔しているようにしか見えません。

食料調達の謎

第2話後半。2日目夜。正一と耀の会話をきっかけにこっそり夜食会を開くことになった4人。衣服と教材しか持っていないはずの4人だったが...

郁夫「材料と食器はどうしたの?」

耀 「麻子が食堂のおばさんと仲がよくて助かっちゃった」

麻子「エへへ。夜食を作りたいってお願いしたら、おすそ分けもらっちゃった。」

耀 「へぇ~、麻子はみんなの愛されキャラだね。」

麻子「まあ、常連客みたいなもんだからね」

 公式サイトをよく読んでいなかった僕は、ここで麻子が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。食堂のおばさんと仲がいい?常連客?

 でもネタばらしの後では、麻子が浪人生であるため、輝日東組よりも多く合宿所の食堂に通っていて、それで仲良くなったと言うことが出来そうですね。

 

個人的に、公式サイトの"麻子がどてら女の正体である"という点を読み落としていたことと、その他上記のヒントでそのことに気付けなかったのは痛かったですね。

 

最終話感想

  正一と耀による初々しい恋愛に、正一の「学生でなくなることの不安」から始まった"進路"というテーマが重なり、いかにも高校生と言った感じの演出が素晴らしかったと思います。またお互いがお互いの影響を受けて進路を見つけ出す様も美しく感じました。

 耀は「住み込みで雇ってくれるところはない」と言っていましたが、時代設定をさらに考慮すると、2人がお互いの気持ちを伝えた後にリーマンショックが発生し、円高が進み、就職氷河期に入ることから、耀が輝日東から離れてでも泊めてくれる働き先へ赴き、さらに海外へまで行ったことは正しかったのではないかと思われます。

 そして正一は大学生最後の夏に、耀と再会します。この絶妙な時期の再会が、2人が共に歩んでいく未来を暗示しているようで心が締め付けられますね。

 

 アニメ・セイレンの常木耀編、とても楽しめました。残り8話も視聴を続けようと思います。

 

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